内装工事には3タイプの業者がある!店舗内装の工事業者のタイプとは?

店舗型ビジネスでは、お店づくりは大事なポイントであり、内装工事もお店の印象や雰囲気を決める大きな要素です。これからお店を開いて開業しよう、オーナーになろう、と言う方も自分の理想通りの内装でオープンしたいですよね。ここでは、店舗内装の工事業者のタイプについてお伝えします。是非、内装業者選びの参考にして下さいね。

そもそも内装工事って何?

内装と言う言葉は、英語では内面を意味する言葉であり、また、日本では室内装飾品と言われており、部屋の装飾や照明などを指します。要するに、建物内部の装飾や設備などに関することを意味します。それを踏まえた上で、内装工事と言うのはそれらを施す工事であり、具体的には、間仕切りの壁、クロス貼り付け、建具取り付け、天井・床などの貼り付けなどを行います。
また、店舗内装になると、水道、ガス、電気など設備工事も加わります。このように、内装工事と言うのは専門分野工事を全て行います。内装工事と建築工事の違いは、建物を建てることを建築工事、内装工事は建物内の工事であり、一から建てるかの有無が2つの工事の違いになります。

店舗内装ではデザインも大切な要素!

例えば、美味しい料理と上質なサービスを提供しているお店には、自然にお客様はお店に来店しますよね。しかし、今の時代はそれだけではお店として生き抜くことは、難しい時代にもなっています。いくら素晴らしいお店であっても、照明が暗い、テーブル間隔が狭い、壁紙の柄に落ち着きがないなどお店の内装がいい加減では、折角のお店の料理も台無しですよね。
お店に来店する顧客満足度を上げていく為には、料理と同じ位お店の空間作りも大切なのです。店舗デザインとお店のコンセプトと言うのは密接に関係していると言える為、お店の集客やブランディングにダイレクトに影響を与えます。今はSNS映えやインスタ映えのお店もお客様がお店を選ぶポイントにもなっていますよね。なので、こうした時代の変化も踏まえた上で、お店の内装ザインを考えていくのが大きなポイントになっています。

内装工事業者の種類とは?

デザイン設計会社

デザイン設計会社と言うのは、お店の内装設計やデザインを引き受けており、施工に関しては別会社へ依頼する形の業者です。デザイン会社に依頼する良さは、やはりデザインに関しては他会社よりもレベルが高いです。
なので、クオリティの高いデザイン、デザインと工事は別なので見積り比較ができる、監理と施工の役割分担されておりしっかり工事監理できるなどのメリットが挙げられます。デメリットには、デザイン完成後の工事見積りになるので時間がかかります。
また、デザインが良くても工事予算内に収める場合、妥協点が出てくる可能性もあります。工事費用は会社により異なりますが、総合的な工事費用についてはさほど大きくは変わらない場合が多いです。

施工会社

施工会社と言うのは、デザイン設計は行っておらず、実際に工事を施工する職人さん管理している業者です。現場に近い形で内装造りを行っており、施工職人へ直接工事依頼するので、工事費用を抑えることが出来ます。また、居抜きの内装工事であれば、施工会社依頼も早く出来、経済的にお店工事を行い、オープンを迎えることが出来ます。
デザイン設計は受注しているケースも多く、自分で設計会社へ依頼する方がデザインも選べて効率的なこともあります。自社でデザインを引き受けている業者もありますが、クオリティはデザイン設計会社には劣ります。

設計施工会社

設計施工会社は、お店のデザイン設計と施工の両方を行っている業者です。なので、スピーディーに作業が進められることが大きなメリットです。予算の相談や打ち合わせ回数も最小限に出来、お店のオープンまで時間が無い方には良いでしょう。しかし、全ての作業を一つの業者が受け持つので、良心的な業者選びをしなければ費用を大きく取られる場合もあるので注意点が必要です。

内装工事費用を抑えるポイントとは?

工事費用相場を理解しておくこと

内装工事で先ず大事なのは、ある程度の工事相場を把握しておくことです。例えば、自分自身が全く工事相場を知らない場合、全て業者の言いなりになって、良いように金額を提示されてしまいます。本来であれば100万円程度の相場予算で出来ることも、相場よりも遙かに高い200万円と言う金額を提示してくることもあます。
相場を知らなければ、業者が提示する金額をそのまま支払ってしまうこともあり、それには注意しなければいけません。悪質業者に依頼した場合、こういったケースの話というのはあり得ることなので、気を付けましょう。
お金が全てではありませんが、金額だけでの判断は危険ですが、ある程度は工事費用相場を知っておくことで、業者との工事費に関しての相談にも役立ち安心も出来ますよね。仮に、高額な工事費用を提示されても費用相場を把握していれば、業者と上手く交渉することも出来ます。

依頼業者のメリット・デメリットを知ること

デザイン・設計会社の場合

デザイン・設計会社の場合、業者依頼するメリットには、凝ったデザインや設計を依頼することが可能で、自由度の高い内装造りが出来ることです。過去の事例を参考にして自分好みのデザイナーも指名出来、自分が理想とする内装イメージを具現化していくことが可能です。
また、同じ図面やデザインで複数業者に相見積が取れるので、価格や工事内容を比較・検討出来、工事費用を経済的に抑えることも可能です。一方、デメリットには、自分の会社が実際に施工を行う訳ではないので、デザインが完成したら信頼できる施工業者を自分で探す必要があり、色々な連絡や調整も自分が行うのでやり取りが煩雑になることが予想されます。
また、依頼した業者によっては施工業者を自分で選択出来ない所もあり、こうした事前確認は必要になってきます。例えば、設計事務所が施工業者と提携していると、そこで工事依頼をしなくてはいけないこともあります。
加えて、こだわりの強いデザイナーに設計依頼した場合には、図面完成に時間がかかることもあります。なので、お店オープン日までに工事が間に合わない状況になることも頭に入れておきましょう。

設計・施工会社の場合

設計・施工会社の場合、デザイン設計と内装工事を一つの会社で一括依頼することができます。なので、クライアント側にとっては色々な手間が無く、作業をスムーズに進めていくことができる良さがあります。設計内容に納得がいけば工事着手にそのまま取り掛かってもらうことが出来るので、とてもスムーズに作業が進みます。例えば、お店をオープンする日が既に決定している場合、オープン日までに内装工事を完成するように段取りしてくれるケースもあります。
一方、デメリットには、自分が依頼した業者が店舗内装工事を得意としていないこともあるので注意が必要です。内装工事と一言でいっても、お店と一般住宅の工事では、工事内容も大きく変わりますよね。なので、設計・施工会社を選ぶ際には、その業者の内装工事経験がどの程度あるか、過去に行っている実績確など、事前に調べておくのがお勧めです。また、費用面に関しては、他会社との相見積もりで比較することが出来ないので、場合によってはトータル工事費用がかさんでしまうこともあります。

まとめ

ここでは、店舗内装の工事業者のタイプについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?店舗内装はお店をオープンするにあたり、とても重要なガキとも言えます。なので、自分が依頼する業者選びでも、工事の質や出来映えも変わります。それぞれの業者にはメリット・デメリットがあるので、それを踏まえた上で納得のいく店舗内装を行いましょう。自分に最適な業者を比較・検討しながら選んで下さいね。